ITエンジニアになりたい!
けれど、まず何の資格を勉強するといいんだろう?
こんなお悩みを現役インフラエンジニアが解決します。
☑本記事の内容
- IT業界未経験の方におすすめする資格
- おすすめの資格の勉強方法
- 実際に取得して感じたメリット
☑本記事の信頼性
・IT業界歴9年程
・運用監視〜設計構築迄、幅広く経験済み
先ほど、このようなツイートをしました。
https://twitter.com/satton6987/status/1291712939045445632
IT業界に興味がある未経験者におすすめする資格
✔︎LPIC Level1
✔︎基本情報技術者
今回は、こちらの内容について掘り下げていきたいと思います。
ちなみに、僕は両方取得しております。
※基本情報技術者は高校時代に取得しました。(もう9年前くらいです。)
昨日は、駆け出しインフラエンジニア向けにこのような記事を投稿しました。
今回は、「開発」か「インフラ」のどちらを目指すか迷っている方に向けて、発信していきたいと思います。
では、前置きはこんな感じで、早速記事にてご紹介していきたいと思います!
※こちらの記事については、動画もありますので併せてご覧頂ければと思います。
IT業界未経験の方におすすめする資格
冒頭にも紹介している通り、こちらになります。
- LPIC Level1
- 基本情報技術者
こちらの資格について紹介していきます。
LPIC Level1
「LPIC Level1」は、LPIが主催しているLinuxの基本知識について問われる資格になります。
例えば、このようなことが勉強できます。
参考
- Linuxのファイル操作コマンド(ls、cat、cd等)
- Linuxのディレクトリ構造(/var、/etc等)
- viエディタの操作
- bashシェル
一見、インフラエンジニア寄りに見えます。
しかし、昨今では開発エンジニアもLinuxコマンドの操作を実施する機会が増えてきているようです。
(プログラマーもAWSやGCPを扱っているということはよく聞きます。)
資格が活きる仕事
- インフラエンジニア
- クラウドエンジニア(AWSやAzure等)
- サーバーサイドエンジニア
このような感じで比較的バックエンド寄りの仕事に、Linuxの知識が活きます。
LPIの公式サイトはこちらになります。
IT未経験者でも、1〜2ヶ月程みっちり勉強すれば取得できる資格になります!
とりあえず取得してみては?と自信を持って提案できる資格の一つになります。
基本情報技術者
基本情報技術者は、IPAが主催している「ITエンジニアの基礎教養を習得することができる」資格になります。
例えば、このようなことが勉強できます。
参考
- OS
- データベース
- ネットワーク
- ハードウェア(CPUやメモリ等)
- 情報システム戦略
- プログラミング知識(C言語等)
このような形で範囲が幅広いです。
試験問題は午前の部と午後の部で分かれております。
午前と午後の問題の体感は、こちらになります。
ポイント
【午前】
知識系の問題が多い
(暗記で解けそうな問題が多い)
【午後】
長文問題が多い
(読解力と基本的なプログラミングスキルが必要)
基本情報技術者は、インフラや開発等関係なく、IT業界で働く上で必ず活きる資格になります。
国家資格のため、ベンダー資格のような期限はないです。
このように、取得すると永遠に有効になる資格のため、非常におすすめです。
IPAの基本情報技術者試験のサイトはこちらになります。
もうかれこれ、取得してから9年以上経過しています。
(高校時代に取得しました。)
おすすめの資格の勉強方法
今回、おすすめさせて頂いた資格の勉強方法についてご紹介していきたいと思います。
- LPIC Level1
- 基本情報技術者
では、紹介していきたいと思います。
LPIC Level1
LPIC Level1につきましては、「とにかく手を動かす」ということを意識しながら学んで頂ければと思います。
おすすめの勉強方法については、こちらになります。
おすすめの勉強方法
- 問題集を解く
- udemyを見ながら手を動かす
- クラムメディアの問題を解く
- ping-tの問題を解く
- Virtualbox等にCentOSをインストールしてみる
- AWSにEC2を立てて、AmazonLinuxを触ってみる。
このように勉強方法が複数あります。
問題集を解くことも大事なのですが、それよりもこちらの手段でとにかく手を動かして頂ければと思います。
手を動かしながら学習できる手段
- udemyを見ながら手を動かす
- Virtualbox等にCentOSをインストールしてみる
- AWSにEC2を立てて、AmazonLinuxを触ってみる
学習コンテンツのリンクはこちらになります。
【問題集】
Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version5.0対応 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2019/9/11
【udemy】
【5日でできる】はじめての Linux 入門(LPIC Level1対応)
Linuxコマンド、シェルスクリプト、データベース、ネットワーク 、セキュリティ、LinuC(LPIC-1)マスター講座
【ping-t】
LPIC Level1については、勉強する方法が多いです。
インターネットにも情報が揃っており、手軽に手を動かせるため、勉強しやすいでしょう。
基本情報技術者
基本情報技術者につきましては、「とにかく問題を解く」ということを心がけて頂ければと思います。
おすすめの勉強方法はこちらになります。
おすすめの勉強方法
- 問題集を解く
- 過去問を解く
- udemyのコンテンツから学習する
大体、このような勉強方法になります。
特に「過去問を解く」ということを重点的にやって頂ければと思います。
僕が試験を受験した際も「過去問を解く」ということを重点的にやっておりました。
実際に過去問を何回も繰り返した結果、ギリギリでしたが合格しました。
(午後問題は、Excelを選択しました。)
学習コンテンツのリンクはこちらになります。
【書籍】
令和02-03年 基本情報技術者 試験によくでる問題集【午前】 情報処理技術者試験 Kindle版
令和02-03年 基本情報技術者 試験によくでる問題集【午後】 情報処理技術者試験 Kindle版
【udemy】
~始めから効率よく学ぶ~ 基本情報技術者試験 最速 合格講座
【Webサイト】
基本情報技術者は範囲が広いです。全てを学ぼうとすると、とてつもなく時間がかかります。
合格するためには、「過去問等の問題を繰り返す」が一番無難な学習方法です。
実際に取得して感じたメリット
僕は「LPIC Level1」も「基本情報技術者」の両方を取得しております。
実際に取得して感じたメリットは、こちらになります。
- 錯覚資産になる
- 開発とインフラの両方に活かせます
では、掘り下げて紹介していければと思います。
錯覚資産になる
今回紹介した資格を取得していると、大きな錯覚資産になります。
なぜなら、
- Linuxの基本的な知識を持っていることを証明できる
- IT業界で働く上で必要な知識を持っていることを証明できる
からです。
錯覚資産が活きた経験談
21歳の頃に転職活動をした際に、特に技術スキルを持ち合わせておりませんでした。
経歴的にも「運用監視オペレーター」を3年程続けたのみで、技術的なことについては特に経験がありませんでした。
しかし、高校時代に「基本情報技術者」を取得しておいたおかげで、資格取得について面接官に褒められることが多かったです。
おかげで、今の会社に転職することができて、技術的な経験を積むことができております。
このような形で、取得した資格を錯覚資産として活かすことができます。
「資格なんていらない!」と思う方もいると思いますが、このように錯覚資産として利用できる場合もあります!
開発とインフラの両方に活かせる
「基本情報技術者」と「LPIC level1」の知識は、開発とインフラの両方に活かせます。
実際の仕事に活かせる部分については、こちらになります。
実際の仕事に活かせる部分
- Linuxのファイル操作スキル
- Linuxのディレクトリ構造や設定ファイル等
- サーバーやOS、ネットワーク等の知識
- システムの構成やプログラミングの知識
これらの知識は、AWSやAzure等のパブリッククラウドが発達しているこの時代に、絶対に必要になる知識になります。
インフラエンジニアの場合は、サーバーやネットワーク等の知識はもちろん、Linuxの知識も活かせます。
開発エンジニアの場合も、プログラミングスキルはもちろん、Linuxサーバの操作スキルを活かせます。
このように、インフラと開発の両方に「基本情報技術者」と「LPIC Level1」の知識を活かせます。
まとめ : IT業界未経験者には「基本情報技術者」と「LPIC Level1」を目指すことをおすすめします。
今回は、IT業界未経験者におすすめの資格や勉強方法について、ご紹介しました。
「基本情報技術者」と「LPIC Level1」については、インフラと開発の両方に活かせる資格になります。
時間がない人は、いつでも受験できる「LPIC Level1 」を目指すことをおすすめします。
学生さん等、時間がある人は「基本情報技術者」の取得を目指すことをおすすめします。
「開発とインフラのどっちに進めばいいんだろう?」
と考えている方は、是非とも今回紹介した資格の取得を目指されては如何でしょうか?
今回は、以上です!
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