データセンター

【経験者が語る】データセンターで作業をする際に必要な物とは?

 

さっとんです。

本記事にたどり着いたあなたはこのような悩みがあると思います。

あなた

データセンターでマシンの搭載・ケーブリング作業をすることになった。しかし、何を準備していいのかわからない!

データセンターに行く前に必要な物を準備したい!

こんなお悩みを解決します!

 

☑本記事の内容

  • データセンター作業に必要な資料6選
  • マシンの搭載・ケーブリングに必要な物10選
  • 常に持ち込む必要がある物10選

 

☑本記事の信頼性

 

1年間だけ配属していた部署でプラットフォームの社内請負案件をやっていました。
こちらの部署でデータセンター作業をやっておりました。

マシン(サーバーやストレージ等)の搬入/ラッキング/ケーブリングの経験有り

マシンのラッキング完了後も構築作業を実施した経験有り

 

詳細についてはこちらをご覧下さい。
私のプロフィールと経歴になります。

 

本記事は私のデータセンター作業経験を元に解説していきたいと思います。

 

以前に「データセンター作業ってどうなの?」という内容でも記事を書いています。
こちらも併せて読んでもらえればと思います。

 

 

では、解説していきます。

 

データセンター作業に必要な資料6選

データセンター作業に必要な資料についてはこちらになります。

 

  • ラック図
  • ケーブル配線図
  • パラメーターシート
  • 試験仕様書
  • 作業手順書
  • 機器購入時の見積書

 

「どれか一つ必要」という事ではないです。
「全て準備すること」が望ましいです。

理由としては、こちらの資料を全て用意しておいた場合に作業がスムーズに進むからです。

では、それぞれの資料について解説していきたいと思います。

 

ラック図

ラック図とは「サーバーやストレージ等のマシンの搭載場所を記した図」です。

このような図になります。

 

 

ポイント

・サーバーやストレージ等のマシンを搭載している場所を確認できるようにする

・既存マシンと新規搭載マシンが混同しないようにする

 

ラック図が存在しない場合は、マシンの搭載場所を判別できません。
マシンを搭載する場合には必ず必要になります。

 

システム構成図

 

システム構成図は、「機器間の接続情報が記載されている図」です。

システム構成図はこのような感じの物になります。
(あくまでも例となります。)

 

 

 

システム構成図についてはこちらにも例が載っています。

 

 

ポイント

ケーブルの接続先(機器間のケーブル接続先)がわかるようにする

ネットワーク構成を構築中に確認するため

 

こちらもケーブリング作業をする上で必要になる資料になります。
ケーブリングの際にこちらの資料を見ながら実施することが多いです。

 

パラメーターシート

 

パラメーターシートとは、別名「詳細設計書」になります。

 

パラメーターシートはこのような感じの資料になります。

 

こちらの資料は「Arcserve」というバックアップソフトのカタログシートを引用しております。

 

ポイント

・詳細設計フェーズで決めた設定値を確認する

・ケーブリングの際にインタフェース情報を確認する

 

主に構築作業時に設定を入れていく際にパラメーターシートを使用します。
こちらの資料にはサーバーのインタフェース情報等細かく記載されています。

 

そのため、ケーブリング時にこちらを見ながら作業することが多いです。

 

試験仕様書

 

試験仕様書は、「構築後に動作に問題ないか確認するための試験項目が記載された資料」です。

※「テスト計画書」「試験計画書」とも呼びます。

 

試験仕様書の例についてはこちらのリンクをご覧頂ければと思います。

 

 

試験の種類

 ・単体テスト(OSやミドルウェア等単体のテスト)

 ・結合テスト(複数の機能を組み合わせた連携が可能かテスト)

 ・総合テスト(本番環境と接続後のテスト)

 

このような形で段階毎に実施するテスト内容が記載された資料が「試験仕様書」になります。

搭載・ケーブリング時点では、こちらの資料を確認しながら物理的な試験を実施します。
(電源ケーブルの抜き差し等)

 

作業手順書

 

作業手順書は、「物理マシンやOS等のそれぞれのセットアップ手順が記載された手順書」になります。

僕がいた部署では、毎回実施する必要がある基本セットアップ手順書等はテンプレートとして用意されていました。

 

具体例

・物理機器(サーバーやストレージ等)のセットアップ手順書

・OS(Windows/Linux等)のセットアップ/構築手順

・仮想環境(VMware)の構築手順

 

移行作業等の特殊作業の場合は作業手順書を個別に作成して、マネージャー等のお偉い人達にレビューをしてもらう形でした。

作業手順書についても無いと困る資料のため、事前に用意しておく必要があります。

 

機器購入時の見積書

 

構築する機器を購入した時に貰う見積書になります。

機器を搬入する際にこちらの見積書を確認します。

 

見積書の使用例

・機器の発注漏れがないか確認

・必要なファームウェア等の準備に必要

 

このよう発注漏れがないか等を確認するために見積書を使用します。

 

マシンの搭載・ケーブリングに必要な物10選

マシン(サーバー/ストレージ/スイッチ等)の搭載・ケーブリングに必要な物10選はこちらになります。

 

  • ケーブルタグ
  • はさみ
  • カッター
  • ドライバー
  • ラジオペンチ
  • ねじりっこ
  • 結束バンド
  • マジックテープ
  • 軍手
  • ライト

 

こちらについて記事にて掘り下げていきます。

 

ケーブルタグ

 

 

こちらはケーブリング作業で必要不可欠になります。
どこの現場でも同様だと思いますが、1ケーブルに2つ必要です。

 

ポイント

・ケーブルの接続先がわかりやすい(メンテナンスしやすい)

・1から接続先を辿る必要がない

 

作業前にパラメーターシートを用意するタイミングでこちらも用意するといった形となります。
デジタル社会になった今でも、タグ書き&ケーブル取り付けはアナログであるという印象です。

 

ケーブリング作業をする前には事前にタグ書きも完了させておきましょう。

 

 

はさみ

 

はさみは色々なシーンで使用します。

 

はさみを利用する場面

段ボールを開けるとき

ゴミを小さくするとき

マジックテープを切るとき

 

他にも利用するシーンが多くあります。
そもそも、はさみがないと作業しづらいため持っておいて損はないです。

 

このような切れ味のあるはさみを使用することがベストだと思います。

カッター

 

カッターも作業に必須です。

ポイント

・段ボールを開けるとき

・物を取り出すとき

・何かをきれいに切る必要があるとき

 

こちらもはさみと同様に使用することが多いです。
カッターもデータセンター作業では必須アイテムとなります。

 

 

 

ドライバー

 

ネジを回すことがあるため、ドライバーを使用します。

 

ポイント

・サーバーやスイッチ等を固定するための「レール」を固定するために使用する

・他、何かを固定する際に使用

 

ドライバーは、マシンの搭載作業の場合は必ず使用します。

この2種類を用意しておけば完璧でしょう。

 

参考

・+ドライバー

・-ドライバー

 

こちらのセットを事前に準備しておけば作業には困らないでしょう。
(「+ドライバー」と「-ドライバー」が含まれています。」

 

ラジオペンチ

ラジオペンチは、ドライバーでネジが外れない場合等に使用します。

ポイント

・ネジ穴が埋まってしまったけれども外す必要があるときに使用

・ネジ以外のものを外すとき等に使用

 

必ず使用するものではないですが、
準備しておいて損はないでしょう。

 

 

ねじりっこ

 

別名は、「ビニールタイ」と言うらしいです。
ブログを書く前に「なんだっけ?」と思い検索していまいました。

 

ポイント

・LANケーブル等のケーブル類を固定する

・使用前のケーブル類をまとめておく

 

よくLANケーブル等を購入した際に巻いてあるものです。
これは、ケーブリング作業において必須になります。

 

 

結束バンド

 

別名で「リピートタイ」とも言うようです。
これも「ねじりっこ」と同様にケーブルをまとめる際に利用します。

 

 

マジックテープ

 

こちらも「ねじりっこ」と使用用途は同様になります。
ケーブル等をまとめる際に必要になります。

 

 

 

軍手

軍手は準備しておいて損はないと思います。
素手の作業の場合は、怪我をするリスクがあります。

 

ポイント

・マシン(サーバー等)を持ち上げるとき

・段ボールからマシンを取り出すとき

 

このように物を持ち上げる時等は軍手を着用していた方が安全になります。

 

怪我防止のために軍手は用意しておいた方が無難です。

ライト

 

ラック内でケーブリング作業をする際等に「ライト」が必要になります。

 

ポイント

・ケーブリング作業時にラック内の暗い場所を照らす

・ラック内に物を落としたときに拾う

 

データセンター作業の場合は、ラック内等の暗闇で見通しが悪い部分があります。
小さなライトでも問題ないので、ライトは準備しておいた方が無難です。

 

 

常に持ち込む必要がある物10選

 

常に持ち込む必要がある物10選はこちらになります。

 

  • 写真付き身分証明書
  • 会社支給のノートパソコン
  • 外付けDVDドライブ
  • LANケーブル
  • スイッチングハブ(1Gbps)
  • コンソールケーブル
  • ポケットwifi
  • ペン
  • パーカー
  • クリップボード

 

こちらについて記事にて掘り下げていきます。

 

写真付き身分証明書

写真付き身分証明書は必須です。
これがないとそもそもデータセンターへ入館ができないです。

 

参考例

・運転免許証

・マイナンバーカード

 

「健康保険証」ではNGです。
場所によっては顔写真がないと入館が断られます。

入館の際に「写真付き身分証明書」が求められるため必ず用意しましょう。

 

会社支給のノートパソコン

 

こちらは言うまでもないと思います。
ノートパソコンがない場合は、そもそも作業ができません。

 

ノートパソコンからマシン(サーバーやスイッチ等)にLANケーブルで接続して作業を実施します。

 

ノートパソコンを忘れた場合は、何も作業ができないということになります。

 

外付けDVDドライブ

 

サーバーにはDVDドライブ付きの物もあれば付いていない物もあります。
外付けDVDドライブはサーバーに必要なソフトウェア等をアップロードする際に使います。

 

ポイント

・DVDドライブが付いていないサーバーにソフトウェアをアップロード

・本番環境等ノートパソコンと接続できないサーバーに接続する

・必要なソフトウェア等を事前にDVDに書き込む

 

最悪、ノートパソコンにソフトウェア類を準備すればなんとかなるケースは多いです。
しかし、もしものために外付けDVDドライブの準備は必須だと思います。

 

 

LANケーブル

LANケーブルは、ノートPCとマシン(サーバーやスイッチ等)を接続するために使用します。
構築時に使用するLANケーブルとは別に持参しておくことが望ましいです。

 

1本だけではなく複数本(3~4本)持っていくといいでしょう。
複数のマシンへ接続し同時に作業することができます。

 

長さについては、5m以上あれば問題ないです。
※LANケーブルが長い場合、作業場所が調整できます。

 

 

スイッチングハブ(1Gbps)

 

複数のLANケーブルを接続し、同時にマシンに設定を実施するために必要になります。
必ず1Gbps(1000Mbps)の物を用意してください。

 

理由

サーバーのNIC設定を1Gbps(1000Mbps)に設定した際に接続できなくなる可能性がある

 

僕の経験の話になりますが、Linux(RHEL7.4)のNIC設定を1Gbps固定にする案件がありました。

実際にNIC設定を「1Gbps」にしたところ、接続できない事象がありました。
確認したところ、「100Mbps」のスイッチングハブを使用していることが原因でした。

 

このように、設定によっては接続不可になる可能性があります。
そのため、1Gbps(1000Mbps)に対応しているスイッチングハブを準備することが望ましいです。

 

僕の知るスイッチングハブは、「5ポート」と「8ポート」の物があります。
実際に作業する場合にはポート数が多い方がいいです。

 

ポート数が多い方が複数のマシンに対して同時並行で作業することができます。

 

そのため、ポート数の多い8ポートかつ1Gbpsのスイッチングハブを用意しておくことが無難です。

 

 

コンソールケーブル

 

スイッチ等のネットワーク機器の設定を実施する際に利用します。

 

ポイント

・スイッチのセットアップに使用

・ネットワーク機器のトラブルシューティングに使用

 

今ではUSBからコンソール接続できるケーブルが販売されています。
このようなケーブルを購入して作業することが望ましいです。

 

ネットワーク機器を設定する場合には必要であるため、必ず用意しましょう。

 

ポケットWifi(or 携帯電話のwifi)

ノートPCからインターネットに接続する際に必要になります。

基本的に会社から支給されていると思います。
(携帯電話のwifi機能でも代用可能です。)

使用例

・メール確認・対応

・調べもの

・必要なソフトウェアのダウンロード

僕の場合は、会社からポケットwifiを支給されていませんでした。
そのため、会社携帯のwifiを使用して対応しておりました。

 

外部への通信のためにwifiは用意しておいた方が無難です。
(持ち込めない場合も外に出れば通信できます。)

 

自前でモバイルWifiを用意する場合は「ZEUS WIFI」のような通信無制限のものを用意することが望ましいです。

ポイント

・通信無制限

・クラウドSIM(三大キャリアの回線を使用可能)
※データセンターはキャリア毎に電波の強さが違うため

・端末価格0円

注意ポイント

・「2年縛り」等の条件をしっかり確認すること

・解約手数料を確認すること

プライベートでも利用する場合は、下記のようなモバイルWIFIがおすすめです。

ペン

ペンは必需品になります。
基本的にパラメーターシート等の資料をチェックしながら作業をします。

この2種類を用意しておけば問題ないでしょう。

 

必要なペン

・マジックペン

・ボールペン

 

マジックペンはタグ書き等で使います。
ボールペンは資料にチェック等を書き込む際に使います。

必ず使用しますので、用意しましょう。

 

 

パーカー

 

パーカーは「寒さ対策」になります。

データセンターは寒い場所が多いです。

 

僕はパーカーを作業時にパーカーを用意したことはありません。
しかし、パーカーがあった方がいいと思うシーンはたくさんありました。

 

準備しなくても最悪なんとかなります。
しかし、用意した方が体調を維持する上で無難です。

 

事前にデータセンターが寒いか寒くないか確認してから用意することも十分に有りだと思います

 

クリップボード

 

クリップボードは必ず必要というわけではないです。
しかし、有った方が作業がやりやすいと思います。

ポイント

・マシン搭載・ケーブリング時にパラメーターシート等にチェックを入れる時に使用

・立ちながら資料に書き込む場合に使用

 

これがない場合は座ってから紙に書きこむ必要があります。
しかし、こちらを用意しておくと立ちながら紙に綺麗に書き込むことができます。

 

クリップボードを用意しておいた方が作業を効率的にできるでしょう。

 

まとめ : データセンター作業は準備が肝心

 

如何でしたでしょうか?
データセンター作業では多くの物品が必要になります。

 

まとめるとこのようになります。

 

・パラメーターシート等の資料類を必ず用意すること

・データセンター作業時に用意する物が多い(特に搭載・ケーブリング作業)

 

このように用意する物が多いです。
データセンター作業をする上で準備物に関しては慣れてくると思います。

この記事が一つでも参考になると幸いです。

 

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