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こんにちは!さっとんです。
「クラウドを使用するメリット5選」というテーマで話をしていきたいと思います。
今回は、オンプレミス経験者寄りの話です。
最近では、下記クラウドプラットフォームがあります。
・Microsoft Azure
・Google Cloud Platform(GCP)
・Amazon Web Service(AWS)
このようなクラウドプラットフォームを使用する上でのメリット5選について話していきたいと思います。
メリットについて
1.柔軟性がある
![](https://satton-infra.com//wp-content/uploads/2020/03/nico-frey-JfknhSgANFQ-unsplash-1024x683.jpg)
クラウドには柔軟性があります。
例えば、下記のような対策を実施したいと考えます。
「負荷分散対策をしたい」
「ストレージや仮想マシンのディスク容量を増やしたい」
「仮想ネットワークのサブネットを増やしたい」
このような対策をWEB画面上でボタン数クリックで実施可能です。
この中で一つだけ掘り下げます。
「ストレージや仮想マシンのディスク容量を増やしたい」
こちらの対策を実施したい場合、オンプレミスの場合は全体のディスク容量が限られています。
容量を増やす場合は設備投資が必要です。
しかし、クラウドの場合は全体的なディスク容量を気にする必要がありません。
まずは最小構成で構築を行い、後でディスク容量を増やすといったことも可能です。
このような柔軟性がクラウドにはあります。
2.使用した分のみお金を払う
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クラウドサービスは使用した分のみ料金を支払うビジネスモデルとなります。
仮想マシンの場合は起動状態である場合は時間課金として料金がかかります。
しかし、停止状態の場合はお金がかかりません。
オンプレミスの場合は物理機器やデータセンターを用意することにコストがかかります。
クラウドの場合は物理機器やデータセンターを用意する必要がないため、その分のコストはかかりません。
あくまでも使用した分のみ料金が発生するサービスがクラウドとなります。
3.世界中どこでも使用可能
![](https://satton-infra.com//wp-content/uploads/2020/03/fly-4395045_640.jpg)
世界中どこでも使用可能です。
「Microsoft Azure」の場合は、世界で「58リージョン」「140か国」で使用可能です。
※リージョンとは、簡単に言うとデータセンターです。
詳細についてはこちらのページを参照頂ければと思います。
Azure リージョンについて
https://azure.microsoft.com/ja-jp/global-infrastructure/regions/
日本だけでも「東日本」と「西日本」で2つのリージョンがあります。
そのため、国内で地理冗長化や災害対策が可能です。
ユーザーに近い場所からサービスを提供すると通信レスポンスが速いというメリットもあります。
4.データセンターへ行く必要がない
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これが最高のメリットかと思います。
こちらを用意するだけでデータセンターでやっていた作業をWEB上で完結させることができます。
・PC
・インターネット環境
・クラウド事業者への登録アカウント
データセンターで実施する作業の代表例としてはこちらになります。
・機器(サーバーやストレージ等)の搬入/設置/ケーブリング
・物理機器(サーバー/スイッチ/ストレージ等)の設定
・ファシリティ作業(UPS作業等)
こちらのような作業は全てクラウド事業者で実施します。
僕自身も、機器の搬入・設置/ケーブリング等の物理作業を経験したことがあります。
データセンター等のマシンルームで基本的に作業をします。
実際に作業をしてみて思ったことは、機器の搬入・設置は体力勝負でケーブリングはセンス勝負であるということです。
このような体力勝負/センス勝負な作業~管理までクラウド事業者で実施します。
そのため、最初クラウドを知ったときは「なんでいいサービスなんだろう!」と深く感じました。
オフィスワークやリモートワークを実施したい人は「クラウド」を追求することを強くお勧めします。
5.工数削減になる
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物理機器のセッティング・管理は全てクラウド事業者で実施します。
そのため、利用者は物理機器が準備可能である状態から構築・開発等を実施することができます。
僕自身、物理サーバやストレージのデータセンターへの搬入~セッティング、試験まで経験したことがあります。
こちらの作業を実施しなくてもよくなるということは、工数削減という意味で非常に大きいと思います。
「柔軟性がある」という話と被りますが、「IaaS」「PaaS」「SaaS」というサービスモデルもあります。
「仮想マシンをカスタマイズしたい」
「インフラ構築にかける時間はカットして、開発に集中したい」
このような要望もクラウドでは可能です。
以前の記事でも 「IaaS」「PaaS」「SaaS」 について紹介しておりますので、詳しくはこちらを参照下さい。
デメリットもあります
物理範囲(ネットワーク/ストレージ等)をカスタマイズできない
![](https://satton-infra.com//wp-content/uploads/2020/03/business-switchx4_TP_V-1024x574.jpg)
クラウド事業者で物理機器を管理します。
・ストレージを別のメーカーのものに変更したい
・ネットワーク構成を自社仕様に変更したい
このような要望は、クラウドを利用するよりもオンプレミスを利用する方が賢明です。
障害発生時に物理機器内でどのようになっているか把握しづらい
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上にも上げた通り、クラウド事業者で物理機器を管理しています。
そのため、ストレージ等の物理機器障害の場合は全てクラウド事業者での対応となります。
利用者側ですぐに物理機器の障害対応に向けて動くことができない。
このようなこともデメリットとなります。
物理機器の状況も把握したいのであれば、オンプレミス向きだと思われます。
最後に
クラウドにもこのようにメリット/デメリットがあります。
労働者目線で行くとオフィスワークができるクラウドが一番です。
しかり、会社側の立場からするとカスタマイズ性のあるオンプレミスの方が良いこともあります。
この記事が一つでも参考になったら有難いです。
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