監視オペレーター

運用監視オペレーターは絶対に1年間は続けるべきなのか??

 

あなた

運用監視オペレーターをやって半年になりますが、1年は続けた方がいいですか?
経験者の方から意見を聞きたいです。

 

こんなお悩みを元運用監視オペレーターで現役インフラエンジニアである僕が解決します。

 

☑本記事の内容

・運用監視オペレーターは1年続けた方がいい?
・運用監視オペレーターは何年続けるべきか?
・運用監視オペレーターから抜け出すためには?

 

☑本記事の信頼性

・運用監視の経験が豊富(6年半程)
・現在はインフラエンジニアとして設計構築や運用設計等の案件に携わる。

 

このような形で運用監視の仕事を6年半程経験しているため、現場レベルで運用監視について知っています。

 

僕の詳しい経歴が知りたい方は、以下のnoteの記事を読んでもらえればと思います。

私のインフラエンジニアとしての経歴を紹介します

 

本記事を読むメリット

・運用監視オペレーターを何年やるべきなのかわかる。
・運用監視オペレーターの状態からどうすればいいのかわかる。

 

今回の記事では、経験者視点で運用監視オペレーターを1年続けた方がいいのかについて語っていきます。
そのため、運用監視オペレーターとして働いていて、キャリアに悩んでいる人には参考になる内容だと思います。

 

過去に今回の内容を語ったYouTube動画をアップしています。
気になる方がいれば、合わせてご覧頂ければ幸いです。

 

 

 

注意ポイント

今回の記事は、主にインフラエンジニアとしてキャリアを歩みたいと考えている人向けになります。
IT業界から足を洗おうと考えている方には、参考にならないかもしれません。

 

 

では、本題に入っていきたいと思います!

 

運用監視オペレーターは1年続けた方がいい?

 

結論から話します。

 

1年は続けておいた方がいいです。

 

理由は、こちらになります。

  • 運用監視オペレーターの経験は、上流工程の仕事をやる上で活きるため。
  • 1年で退職すれば、ジョブホッパーの烙印が押されてしまう可能性があるため。

 

運用設計等の上流工程の仕事をする場合、運用監視オペレーター向けにマニュアルを作成する場合があります。
例えば、オペレーターにやってもらう作業手順を作成することや切り分け方法を記載する等です。
この時に運用監視オペレーターの経験があると、運用側の気持ちが分かるので強いです。

 

運用監視オペレーターをやっている時には、このメリットは分からないです。
しかし、エンジニアの業務を本格的にやり始めると、運用監視オペレーター時代の経験がダイレクトに活きていると感じます。

 

そのため、運用監視オペレーターを1年間はやっておいたほうがいいというのが僕の見解になります。

 

「マニュアル通りの作業ばかり」かつ「夜勤地獄」という最大のデメリットがありますが、
設計構築や運用設計の案件をやり始めると「やってよかった」と思うことが多いです。

さっとん

 

運用監視オペレーターは何年続けるべきか?

あなた

運用監視を1年間続けたほうがいいということが分かったけど、じゃあどのくらい続ければいいの?

 

このような疑問を持つ方がいると思います。

 

これについて、結論から話します。

 

1年~2年程でOKです!

 

なぜなら、

  • 同じ作業の繰り返しのため、1年くらい続けるとスキルが頭打ちする。
  • 3年以上続けても市場価値は高まらない。

からです。

 

僕の場合、新卒の会社で運用監視を「石の上にも三年」は続ける必要があると言われ、それを真に受けていました。
しかし、三年間続けた後に転職活動をしましたが、「スキル不足」で面接で落ちることが多かったです。
正直、「石の上にも三年」という言葉を真に受けたことは、人生において失敗だったと痛感しています。

 

運用監視オペレーターの仕事を2年続けようが3年続けようが、スキル感は変わらないです。
だったら早めに抜けて、上のレイヤーに挑戦したほうがスキルも貯まるのでメリットが大きいです。

 

運用監視オペレーターは、1~2年続けることに関しては良いと思います。
しかし、3年以上続けるのは、スキルが貯まらないので時間の無駄です。

さっとん

 

運用監視オペレーターから抜け出すためには?

あなた

じゃあ、運用監視オペレーターから1~2年で抜け出すためには、どうしたらいいの?

 

このような疑問を持つ方がいると思います。

 

疑問の答えはこちらになります。

 

・方向性を固める
・資格を取得する
・アウトプットする
・現場で実績を作る
・外に人脈を作る

 

では、掘り下げていきます!

 

方向性を固める

まずは、キャリアの方針を固めることが大事です。

 

なぜなら、キャリアの方針が固まらなければ努力のしようがないからです。

 

僕が新卒の会社で運用監視オペレーターをやっていた頃は、そもそもインフラエンジニアという仕事を知らなかったです。
そのため、キャリアに迷っていました。

 

考えていたキャリア

・地方公務員
・事務職
・電気工事士

 

キャリアの迷いを解消するために、行動したことはこちらになります。

  • 東京アカデミーの参考書を購入して、地方公務員の勉強をする。
  • 日商簿記3級を取得する。
  • 工事担任者試験の参考書を購入する。
  • 転職エージェントに相談する。

このように右往左往しておりました。

 

最終的に転職エージェントに相談した結果、インフラエンジニアというキャリアを見つけたという流れになります。
※3年かかりました。。。

 

運用監視オペレーターを始めた頃に、既にインフラエンジニアをいうキャリアを見出していれば、
ここまで苦労することはなかっただろうと今では思います。

 

僕みたいにキャリアの方向性を定めるのに3年もかけるのは良くないです。
人に相談をする等して、1年以内に方向性を固めてしまうのが一番です!

さっとん

 

資格を取得する

キャリアの方向性を固めたら資格を取得しましょう。
※こちらは、インフラエンジニアを目指す場合の話になります。

 

インフラエンジニアとしてスキルが貯まる仕事をするために必要な資格は、こちらになります。

 

必要な資格

・LPIC Level1
・CCNA

 

この2つの資格があれば、インフラエンジニアとして働く上での基礎的な部分は抑えることができます。

 

僕の勉強した感想ですが、最初から「CCNA」を狙うのはハードルが高いです。
勉強する順番としては、「LPIC Level1」→「CCNA」という形で取得していくのが一番効率が良いです。
「LPIC Level1」は真面目に勉強すれば、3ヶ月もあれば取得できます。

 

あなた

基本情報技術者等のIPAの国家試験は取得するべきですか??

 

このような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

回答としては、後回しでOKです。

 

なぜなら、

  • 年に二回しか受験する機会がない
  • 試験対策が大変

だからです。

 

そのため、「LPIC Level1」や「CCNA」といったいつでも受験できる資格を取得した方が効率が良いです。

 

こちらの記事に勉強方法等をまとめているので、是非ご覧頂ければと思います。

 

 

「LPIC Level1」を勉強する時には、AWS上にAmazonLinuxを立ててみましょう。
クラウドとLinuxの両方について勉強をすることができます。

さっとん

 

アウトプットする

資格の勉強をすると同時にアウトプットもしましょう。

 

アウトプットのメリット

・技術力が上がる
・ライティングスキルが上がる
・プレゼンテーションスキルが上がる(YouTubeやLTをやる場合)
・ポートフォリオになる
・やる気を外部にアピールすることができる
・資産になる

 

このように沢山のメリットがあります。

 

「技術力が上がる」に関しては、意外だと思われる方が多いのでは?と思います。
しかし、アウトプットをすることが一番の技術習得への近道です。
なぜなら、アウトプットをするためには濃いインプットをする必要があるからです。

 

一応、デメリットもあるので記載しておきます。

 

アウトプットのデメリット

・膨大な時間がかかる
・たまに批判が来ることもある

 

特に批判を恐れる人が日本では多いと思います。
しかし、批判が恐いのであれば、匿名でアウトプットを続ければダメージは少ないです。

 

このように、デメリットは残念ながら存在します。
しかし、アウトプットのメリットは紹介した通り大きいので、やっておいて損することはないです。

 

アウトプットするための媒体についてもご紹介しておきます。

 

  • 記事投稿型

 

  • 動画

 

動画は大変なので、最初はZennやQiita等で技術系の記事を投稿してみることをおすすめします。
すごい記事を書く必要はなくて、まずは小さいナレッジを書くところから始めましょう!

さっとん

 

現場で実績を作る

これは当たり前ですが、現場で何かしら実績を残しましょう。

 

なぜなら、

  • 異動希望を出す際にアピールできる。
  • 転職活動時に職務経歴書に自己PRとして書くことができる。

からです。

 

例えば、運用監視の現場でできることは以下になります。

 

運用監視の現場でできること

・運用手順書の修正/調整
・アラートの削減対応
・運用自動化対応(PowerShellやExcelVBA等)
・故障対応の訓練を人を巻き込んで実施する

 

運用監視の現場は、アラートが発泡しない時間は大体暇です。
そのため、暇な時間をどう使えるかが実績を残す鍵になります。

 

他にも運用監視の現場でできることは沢山あると思います。
まずは、運用手順書の修正等の簡単そうなタスクから進めていきましょう!

 

できることから始めて、徐々に大きくしていきましょう!
客観的に数字で実績を証明できるようになれば、ベストです!

さっとん

 

外に人脈を作る

資格学習等をやりつつ、外に人脈も作っていきましょう!

 

人脈を作るメリット

・勉強するモチベーションが上がる。
・コネクションを作ることができる。
・社内では知り得ない情報を知ることができる。

 

このように、複数のメリットがあります。
※デメリットは、たまに性格が合わない人がいるくらいです。

 

僕も去年あたりから勉強会に参加するようになりましたが、参加して良かったです。
おかげで優秀なエンジニアと知り合うことができました。
頑張っている方が多いので、「自分も頑張らなければ!」という気持ちになります。

 

人脈を作るためには、以下の媒体で気になる勉強会に参加してみましょう。

 

  • connpass
  • TECHPLAY

 

最初は、オンラインもくもく会に参加してみるのがおすすめです。
顔を出す必要がなかったりするので、ハードルも低いです。

さっとん

 

まとめ:運用監視オペレーターは1年は続けた方が良い!

 

今回は、「運用監視オペレーターは絶対に1年間は続けるべきなのか??」というテーマについて僕の見解を話してきました。

 

今回の話をまとめると、以下になります。

  • 運用監視オペレーターは1年間は続けておいた方がいい。
  • 長居は禁物。1~2年で十分。
  • 資格取得や実績を作る等の豆まきも同時にやっておく。

 

運用監視オペレーターの現場に長居してしまうのは、ぶっちゃけ損でしかないです。
しかし、勉強のために1~2年はやっておいた方がエンジニアのキャリア形成をする上で得をします。
運用監視の現場を知っているというだけで、武器になります!

 

このような形で、身体を壊さない程度に1~2年はやっておいた方が無難です!

 

では、現場からは以上です!!

 

 

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