さっとんです。
ルーティンワークの運用監視業務から学べる事はあるのか??
と疑問に思う方がいると思います。
その疑問に運用監視を3年以上経験してきた私が答えていきたいと思います。
運用監視がどのような仕事なのか?についてはこちらの記事をご参考頂けると幸いです。
何を学べるのか?
学べることはこちらになります。
電話対応/メール対応
ミスとの向き合い方
運用監視業務の流れ
こちらを掘り下げていきたいと思います。
学べることについて
運用監視業務で学べることについて掘り下げていきたいと思います。
電話対応/メール対応
運用監視業務では電話対応とメール対応が必須です。
アラートの報告等で担当者へエスカレーションする際に電話対応とメール対応を実施します。
こちらのエスカレーション対応はどこのシステム運用監視の現場でも使用する内容となっております。
電話対応とメール対応自体はIT業界以外にも通用するビジネスマナーとなっております。
そのため、できておいて損はないです。
私は新卒の頃に24時間365日のシステム運用監視の現場へ配属されました。
ここで3年と少しの間に仕事をしていて、電話対応とメール対応については毎日のように実施しておりました。
そこで学んだことはこちらになります。
メールの書き方について(外部向け/内部向けの違い等)
電話対応について(お世話になっております/お疲れ様です)
最初は全然できませんでした。
しかし、仕事をする上で同僚からの指摘や自分の気づき等で改善されていきました。
結果として、運用監視時代の経験が現在も活きています。
このように、運用監視業務の中で電話対応/メール対応を学ぶことができます。
ミスとの向き合い方
ミスとの向き合い方について学ぶことができました。
学生時代に何かミスをしたときは「ごめんなさい」で済んだと思います。
しかし、社会人として働くと「ごめんなさい」では済まないということについて学ぶことができました。
社会人で何かミスをしたときに必要なのはこちらになります。
「次に他の人が同じ作業をしてもミスをしないようにできるか?」
「なぜこのミスをしたのか?」
これを突き詰めていかなければいけません。
これを「なぜなぜ分析」と言います。
なぜなぜ分析については、Wikipediaにも記載があります。
僕がやらかしたミス
僕も監視オペレーター時代にこのようなミスをしたことがあります。
WindowsServerの時計合わせ作業時に月を1月ずれてしまった
こちらのミスをした日から数日経過してから発覚しました。
ミスの影響としてはこちらになります。
一月前のジョブが実行されて顧客データがおかしくなった
これを聞いたときに背中から冷える何かを感じました。
今でも絶望に打ちひしがれていたことを覚えています。
当時、WindowsServer2003と古いサーバーの時計合わせを手動で実施しておりました。
「NTPサーバーを使え!」
と言いたいところですが(笑)
時計合わせの画面に行くと、自動で「月」が選択されています。
そのため、マウスホイールに触れてしまうと月がずれてしまいます。
正直恐いと思いました。
実施した改善としては、「時刻を設定するbatファイルを作成」になります。
この改善で他の人が実施したとしても、
マウスホイールで「月」がずれてしまう心配はないです。
このように、「他の人が次に同じ作業をした場合も同じミスをしないようにする」ということが重要になります。
運用監視業務の流れ
運用監視業務の流れについても学ぶことができました。
運用監視業務の流れはこちらになります。
①パトランプ発砲
②アラート確認
③アラート対応
・マニュアルに従い、対応可能なものは対応
・エスカレーション対象のアラートはエスカレーション
僕自身、運用監視については2つの現場を経験しております。
扱う技術は違いますが、この流れについては変わらなかったです。
プラスで簡単なジョブ実行等の定常作業もやるような感じです。
僕が過去に居た現場もこのような業務の流れだったので、
他の現場でも基本的な流れは変わらないと思います。
今後のキャリアに活きるのか?
結論から言います。
今後のキャリアに活きます。
しかし、長居は禁物です。
最低1年/最高2年で異動、異動できなければ転職しましょう。
どのような部分がキャリアに活きるのか説明していきたいと思います。
電話対応/メール対応
これは言うまでもないと思います。
どこの職場でも電話対応やメール対応を実施します。
間違いなくキャリアに活きます。
やっておいて損はないです。
ミスとの向き合い方
作業ミスをした場合には「なぜなぜ分析」をします。
「なぜこのミスをしてしまったのか?」
「このミスを今後他の人がしないためにはどうするべきか?」
このような形で分析していきます。
この問題解決手法についても将来のキャリアに間違いなく活きます。
運用監視業務の把握
設計構築する側になると運用監視で何をやっているのか把握しながら仕事ができます。
そのため、このようなことに慎重になります。
・運用に展開するマニュアル/手順書作成
・普段構築業務で使用するマニュアル作成/修正
・アラート閾値の設定
慎重になる理由としてはこちらになります。
・アラートが多いと対応が大変
・手順書が見にくいと確認しないといけない
→運用側は基本的に手順書に従って作業をするため
このように運用の事を考えて構築をするという考え方になります。
運用の事を考えるという意味では運用監視業務をやっておいて損はないと思います。
まとめ
・電話対応とメール対応といったビジネスに必要なことを経験することができる
・作業ミスをした場合は「なぜなぜ分析」で他の人が同じミスをしないように対策すること
・運用監視業務の流れを把握できる
・運用のことを考えて仕事をするようになる
ここまで読んで頂き、有難うございました!!