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インフラエンジニアはどんなOSを扱うか知りたいなあ〜。
あと、OSがどのように使われるのかも知りたいっす!
こんなお悩みを現役インフラエンジニアが解決します。
☑本記事の内容
・実際の現場で使用されるOSとは?
・OSはどんなことに使われるのか?
・扱いやすいOSとは?
☑本記事の信頼性
・主にサーバーエンジニア寄りの技術を経験
・運用監視〜設計構築まで一通り経験
このような感じで、サーバーエンジニア寄りの技術を経験してきました。
そのため、一般的によく使われるOSについてはインストール〜設定まで経験があります。
インフラエンジニアの仕事をする前は、WindowsのPCを触ったことがある程度で何もわかりませんでした。
IT業界に入ってから、OSの扱われ方を資格取得や現場で学んできました。
ということで、今回は現役インフラエンジニアである僕が、実際の現場で扱うOSについてご紹介します!
是非、最後までご覧頂ければ幸いです!
では、早速本題にいきたいと思います。
実際の現場で使用されるOSとは?
実際の現場で使用されるOSは、こちらになります。
・Windows
・Linux
では、こちらについて掘り下げていきたいと思います。
Windows
このブログを見ている皆さんがよく知っているOSだと思います。
Windowsとは、Microsoftが提供しているオペレーティングシステム(OS)のことです。
世界で最も使用されるOSになります。
WindowsOSにもいくつかバージョンがありまして、
直近(2020/10/28時点)で使われるOSは、こちらになります。
直近で使われるOS
・Windows10
・WindowsServer2016/2019
Windows10は、皆さんがお使いのPCで使われていることが多いです。
そのため、よくご存知だと思います。
(それぞれのOSの使われ方については、後述にて解説します。)
OSの特徴は、こちらになります。
WindowsOSの特徴
・GUIによる直感的な操作が可能
・CUIによる操作(コマンドプロンプト/PowerShell)も可能
・他のMicrosoft製品との親和性が高い
・扱えるソフトウェアが多い
特に「GUIによる直感的な操作が可能」というところが、Windowsのウリかと思います。
日本人ならば、学生時代に誰もが一回は触ったことがあるOSだと思います。
僕はWindowsXPの頃から触っていましたが、今はだいぶ進歩したな~と思います!
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Linux
よく映画やドラマでハッカーが黒い画面をカタカタやっていますが、カタカタやっているOSがLinuxです。
Linuxも現場でよく使用されるOSの一つです。
オープンソースで利用できる、サーバー用途向けのOSになります。
LinuxOSの種類はこちらになります。
LinuxOSの種類(例)
・RHEL(Red Hat Enterprise Linux)
・CentOS
・Ubuntu
・SUSE
・Linux mint
・Oracle Linux
このように、たくさん種類があります。
この中でも現場でよく使用されるOSは、「RHEL」と「CentOS」です。
この2つのOSに関しては、僕も現場で扱った経験があります。
LinuxOSの特徴は、こちらになります。
LinuxOSの特徴
・CUI操作がメイン
・主にサーバー用途で使われる
・種類がたくさんある
・軽い
・カスタマイズ性が高い
特に、「カスタマイズ性が高い」というところがポイントです。
プログラムの中身を自由に弄ることができます。
コマンド操作の勉強が必要ですが、慣れるとWindowsよりLinuxの方が楽だと思うようになります。
Linuxはコマンド操作等最初に覚えなければいけないことがあります。
しかし、基本的なコマンドを覚えてしまえば、弄るのは楽です。
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OSはどんなことに使われるのか?
WindowsとLinuxのOSがそれぞれどんなことに使用されるのかを解説します。
Windowsの場合
Windowsは主に、このような用途で使用されています。
Windowsの用途
・クライアントPC(Windows10等)
・DHCPやDNSの管理
・ファイル管理
・ライセンス管理(KMS)
・更新プログラムやドメインの管理
このように、主に管理系で使われることが多いです。
Windowsのみならず、Microsoft系の技術は堅めの印象でスーツを着て働くようなイメージがあります。
(主にSIer企業で使われることが多いため)
例外もありますけどね(笑)
※僕は今の現場でWindows系の技術を扱っていますが、私服OKの職場です。
過去のツイートでもWindowsServerの用途についてご紹介しております。
WindowsServerの用途やできること
(僕が知っている範囲)✔︎WSUS(ダブルーサス)
✔︎RDS(リモートデスクトップサービス)
✔︎DNS
✔︎IIS
✔︎ActiveDirectory
✔︎ファイルサーバー
✔︎MSFC(WSFC)
✔︎DHCPサーバわかる範囲でYouTubeにて解説したいと思います。
— さっとん@SaaSを扱う (@satton6987) October 9, 2020
✔︎WSUS(ダブルーサス)
✔︎RDS(リモートデスクトップサービス)
✔︎DNS
✔︎IIS
✔︎ActiveDirectory
✔︎ファイルサーバー
✔︎MSFC(WSFC)
✔︎DHCPサーバー
こちらの内容については、YouTubeにて解説しております。
WindowsServerに興味がある方だけご覧頂ければと思います。
このように、主にクライアントPCや管理系にWindows系のOSが使われることが多いです。
Windowsは堅い印象ですが、仕事自体はなくなるとは思えないですね。
スーツを着て働くことに違和感がない場合は、勉強してみては如何でしょうか?
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Linuxの場合
Linuxは主にこのような用途で使用されます。
Linuxの用途
・WEBサーバー
・アプリケーションサーバー(AP)
・データベースサーバー(DB)
・ファイル管理(samba)
・CMSサーバー
・動画配信
・バッチサーバー
・開発環境
・監視マネージャー
Linuxは特にWEB3層構造(WEB/AP/DB)や動画配信で使われる印象が強いです。
そのため、今流行りのWEB系企業で使われることが多いです。
Microsoft系とは真逆でLinuxはラフな印象があります。
Linuxが好きな方だと、個人PCにUbuntuをインストールして使用している方もいます。
僕自身が業務で関わった用途としては、こちらになります。
(運用監視~設計構築の間までに関わったものになります。)
関わったことがある用途
・監視マネージャー(Patrol Clarice)
・仮想化基盤(OpenStack)
・動画配信系
・WEB
動画配信サービスの監視をしていた際は、現場で扱うサーバーの80%ぐらいがLinuxでした。
そのため、なかなか印象深いです。
このように、LinuxはWEBや動画配信等で使用されることが多いです。
Microsoft系とは真逆でLinux系は本当にラフな印象です。
コマンド操作も面白いですし、僕はこっちの方が好きです。
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扱いやすいOSとは?
現役インフラエンジニアである僕の見解としては、こちらになります。
ポイント
Windows
→GUIで直感的に操作できるため、初心者でも入りやすい。
しかし、GUI前提であるところが厄介な点でもある。
Linux
→コマンドを覚える必要があるため、初心者は入りづらい。
しかし、コマンド操作に慣れるとLinuxの方が断然楽。
初心者目線だとWindowsの方が扱いやすいです。
(学校の授業や一般的なPCにWindowsが使われているため。)
しかし、Linuxコマンドを使いこなせるようになると、Linuxの方が扱いやすくなります。
Windowsより確認や設定作業の効率が良いです。
(Ansible等で自動化もやりやすい。)
まとめると、
- Windowsは初心者でも扱いやすい
- Linuxはコマンド操作に慣れれば扱いやすい
になります。
Linuxの運用監視を経験している僕から見れば、Linuxの方が確認作業も早くて便利です。
コマンドをカタカタするだけでやりたいことができます!
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まとめ : OSによって使い道が違う。
今回は、実際の現場で使用されているOSについてご紹介してきました。
Windows/Linuxと二種類のOSがありますが、紹介した通りでそれぞれ用途が違います。
・Windows
サーバーは主に管理系、クライアントPCでも使用される
・Linux
主にWEBや動画配信
用途で分かる通り、Windowsは割と堅めな用途で使用されることが多いです。
逆にLinuxはWEB系で使用されることもあり、ラフな印象です。
WindowsとLinuxの用途について知りたい方にとって、1つでも参考になると幸いです。
ここまでご覧頂き、有難うございました!
現場からは以上です!
以下の媒体にて、インフラエンジニア向けに情報発信を行っております。
よろしければ、合わせてご覧頂けると嬉しいです!
・YouTube
・Qiita
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