運用監視業務から脱出するためにはどうしたらよいのかについて教えます。
本記事はこういった方を対象にしております。
・24時間365日シフト制から脱出したい
・設計構築へキャリアアップしたい
・マニュアル通りのアラート対応等ではなく、考える仕事がしたい
・ぬるま湯生活から脱出したい
※私自身がサーバーエンジニアのため、サーバー寄りの考え方になっておりますので、ご了承下さい。
運用監視業務から脱出するためにやるべきこと
①資格取得
②自宅で仮想環境を立てて検証する
③業務改善をやる
運用監視業務から脱出するためにやるべきことを掘り下げます
①資格取得
脱出するだけならこれが一番近道だと思います。
取得するべき資格は以下となります。
〇必ず取得すべき資格(サーバーorネットワーク問わず)
・CCNA
〇Linuxを突き詰めたい場合
・LPIC
※今ではLinuC
〇Windowsを突き詰めたい場合
・MCSA
上記で上げた資格について解説しておきます。
※今回はおおまかな説明となります。
◇CCNA
ネットワーク系の入門資格になります。
これは取得しておいて損はなし!
この資格の勉強できること
・LAN/WAN
・IPアドレスについて(サブネット/ゲートウェイの概念等)
・Ciscoスイッチのコマンドについて(show等)
・VLANの概念について
・OSPF等のネットワークのエリア分けについて
・TCP/IPについて(NTPやDNSのプロトコルについて)
ネットワークエンジニアorサーバエンジニアどっちに進むにしても、この資格はまさに鉄板だと思います。
※サーバエンジニアの場合もIPアドレス設定/NTP設定/DNS設定とかめっちゃやりますよ!(笑)
◇LPIC(LinuC)
Linux系やりたいなら取得すべき資格
とりあえず、Level1から狙っていくべき!
この資格で勉強できること
・Linuxの基本的なコマンド(ls/cat/tail/vi等)
・Linuxのパーティション構成について(/var,/etc等)
・システムログについて
・crontabについて(Windowsでいうタスクスケジューラーのようなもの)
・ネットワーク基礎(DNS等)
この資格で勉強したことも仕事でよく使用します。
特にコマンド操作やシステムログの見方については覚えておいた方がいいでしょう。
◇MCSA
WindowsServer系の構築を突き詰めたい人向け
この資格で勉強できること
・ActiveDirectory
・WSUS
・WindowsServerの基本構成等
・DNSサーバ構築について
・sysprep
私は経験したことがございませんが、「ActiveDirectory」や「WSUS」については覚えておくと損はないと思います。
どちらかというと、社内SEとかそっち向けかな?
※自分はWindowsServerについて明るい方ではないです。
資格取得の優先順位
CCNA>>>LPIC or MCSA
※CCNAが一番優先順位高いです。
・CCNAを取得してからLPIC等を挑戦した方が同じ知識を使用するので頭に入りやすい。
・CCNAのIPアドレスやTCP/IPの知識は本当に仕事でよく使うことが多いです。
②自宅で仮想環境を立てて検証する
※最低CPU:corei5/メモリ8GBの環境が望ましいです。
〇資格勉強のための検証
【Linux】
・VMwarePlayer等の無料Hypervisorに「CentOS」のOSインストール
※後日、ブログに書く&YouTubeに解説を上げようと思います。
・インストールしたCentOSにてLPICの参考書にあるコマンドをひたすら実行
【Windows】
・VMwarePlayer等の無料Hypervisorに「WindowsServer」のOSインストール
※後日、ブログに書く&YouTubeに解説を上げようと思います。
・「IIS」(WebServer)のインストール
〇構築するものとしていいもの
【Linux】
・監視マネージャー/エージェントインストール(Zabbix系)
※構築した監視マネージャーに構築したWindows or Linuxを監視できるように設定するのも面白いかもしれません。
・OpenStack環境
・LAMP環境
・クラスター(RHCS)
【Windows】
・WSFC/MSFC(クラスター)
・ActiveDirectory
・Webサーバー(IIS)
③業務改善をやる
〇マクロ作成
・資料作成の効率化
運用監視業務等で資料作成する機会が多いと思いますが、単純作業で大変だったりします。
こういった作業を効率化するといいと思います。
資料作成効率化で使う言語
→ExcelVBA(GoogleApps環境の場合はGoogle Apps Scripts)
・ログ等の確認を速攻で可能にするためのマクロを作成
実際に自分が作成していました。運用業務でアラートが発砲した際にTeratermを起動して~ログを確認するまでの動作がめんどうだったので、マクロをクリックするだけでできるものを作成してメンバーへ展開しておりました。
ログ等の確認の簡略化
→Teratermマクロ
※個人的にWindowsのログ確認がめんどうなので、素早く確認できるツール等あれば最高だと思います。
〇運用手順書整備
運用監視の現場だと基本どこでもありますが、運用手順書整備=担当者との調整が必要になるので、「調整力」が身につくと思います。
自分は積極的にやってました。
・リリースされた手順の不備の洗い出し・確認
これ自分都度やっておりました。
人が作成した手順なので時折手順に誤りがあったりするので、そういった箇所を確認して修正するといった作業をやってました。
調整は設計構築をやるようになると多くなるので、慣れておくとよいでしょう。
・手順不備の洗い出し・アラート対応時に必要になった手順書の整理
アラート対応をしていると、手順不備や足りない場合があります。
こういったときに周りに任せるのではなく積極的に動きましょう。
この記事を見たあなたがやるべきこと(まとめ)
・とにかくCCNAを取得する(余裕があればLPIC等)
・自宅PCで仮想環境を作成してLinuxかWindowsどちらでもいいのでいじり倒す。
・業務改善に気を配る(マクロ作成/手順修正)
※資格取得や検証等の詳細については後日更新します。
ここまで読んで頂き有難うございます。
今回初投稿ですが、これからも更新していきますのでよろしくお願いします。