インフラエンジニアだけどメンタルが強くないです。。こんな自分に向いている仕事はありますか?
このような疑問をIT業界に10年くらい居るエンジニアが解決します。
☑本記事の内容
・メンタルが弱いインフラエンジニアの特徴
・メンタルが弱いインフラエンジニアに向いている仕事
・メンタルが弱いインフラエンジニアに向かない仕事
☑本記事の信頼性
・適応障害で休職した経験有り
・SIerで客先常駐も請負業務のどちらも経験
このような形でいろいろ経験し、現在はWEB系企業でインフラエンジニアとして勤務しています。
ちなみに、僕もメンタルがやられて適応障害で休職した経験があります。
僕の詳しい経歴が知りたい方は、以下のブログ記事を読んで頂ければと思います。
※スマホだと読みづらいため、PCにて読むことをお勧めします。
本記事を読むメリット
・メンタルが弱いインフラエンジニアが向いている仕事が分かる
僕自身も昨年、適応障害でメンタルがやられていますが、IT業界で働いていてメンタルがやられた人を何人も見てきました。
僕や今まで見てきたインフラエンジニアの特徴を思い出しながら、メンタルが弱いインフラエンジニアの特徴や向いている仕事について紹介していきます。
注意ポイント
今回は、僕が経験してきたSES/SIerを前提に記事を書いています。
自社開発企業については入社してまもなく、分からないことが多いので言及はしていないです。
では、本題に入っていきたいと思います。
メンタルが弱いインフラエンジニアの特徴
メンタルが弱いインフラエンジニアの特徴は、以下になります。
特徴
- 完璧主義者
- 責任感が強い
- 何でもやると言いがち
- 自己否定しがち
特に「完璧主義者」の方は、メンタルが弱い傾向があると感じます。
理由としては、何事も完璧にやろうとしすぎて、自分を追い込んでしまって自滅する傾向があるからです。
僕も2つのプロジェクトを掛け持ちしていた際に、「2つのプロジェクトを完璧にやろう」と心の中で思っていた時がありました。
そのため、毎週やってくる顧客定例のために「準備をしっかりしなければ」と強く思っていたので、遅く迄働く等して自分を追い込んでいました。
他にもいろいろな要因がありますが、「適当にやろう」という精神も大事だなということが働いていて分かりました。
当時は「失敗したらどうしよう」と心の中で思っていて、それでメンタルが病んでいったのかなとも思っています。
メンタルが病んでしまった時の話は、こちらにも記事を書いているので併せてご覧頂ければと思います。
仕事は100%を目指さなくても、なんとかなるケースが多いです。
メンタルが弱いインフラエンジニアに向いている仕事
メンタルが弱いインフラエンジニアには、客先常駐の準委任契約の仕事が向いていると感じます。
理由は、以下になります。
- 所定の時間働くことができれば収益を得られるビジネスのため、比較的プレッシャーが少ないから。
- お客様との距離が近いから。
準委任契約でも業務を遂行する上で納期があることもありますが、僕の経験の中では大きなプレッシャーは無い印象です。
また、お客様と毎日顔を合わせるので気兼ねなく話をしながら仕事ができることも良い点です。
客先常駐の準委任契約の仕事としては、
- インフラの運用業務
- 運用監視オペレーター
などがあります。
しかし、エンジニアとしてステップアップしていきたい人には、運用監視オペレーターはおすすめしません。
運用監視オペレーターは、ITエンジニア以外で夢を持っている人が生計を立てていくためにやる分にはおすすめできる仕事です。
運用監視オペレーターについては、こちらの動画をご覧頂ければと思います。
逆にインフラの運用業務については技術力が身につくので、こちらの方向性で進むのはおすすめです。
インフラの運用業務の例
- VMwareの仮想マシンの構築運用 (Linux / WindowsServer)
- VDIの仮想化デスクトップ運用
- Office365の運用
- ExchangeServerの運用
他にも技術力を身につけられるインフラの運用業務は世の中に沢山あります。
運用業務だと休日夜間にエスカレーションがあるんじゃないの?
このように思う方もいらっしゃると思います。
結論、現場に寄ります。
休日夜間のエスカレーションが無い現場も世の中にはありますので、そのような仕事を選んでいけばいいだけです。
このように、メンタルが弱いインフラエンジニアは、客先常駐の準委任契約の仕事を選べば楽しく働ける傾向があります。
僕の今までのキャリアを振り返っても、客先常駐の仕事は楽しく働けていたと感じます。
メンタルが弱いインフラエンジニアに向かない仕事
逆にメンタルが弱いインフラエンジニアに向かない仕事は、インフラの請負構築等のプロジェクト型で進める仕事になります。
なぜなら、
- お客様との距離が遠い
- 職場の雰囲気がピリピリしている
からです。
プロジェクト型で進める仕事とは?
・基本、働く拠点は自社 (作業をする際には現地に行くこともある)
・成果物を作成することがゴール (作って納品して終わり)
・要件定義フェーズを準委任契約で対応して、設計構築フェーズを請負契約で対応することが基本
プロジェクト型の仕事について説明をすると長くなってしまうので、また別の機会でご紹介します。
お客様との関係性としては、「成果物を引き渡して終わり」というパターンが多いです。
そのため、客先常駐のようにお客様と仲良くコミュニケーションを取りながら仕事をするという感じではないです。
また、「納期」と「お客様が求める水準」を守る必要があるため、職場がピリピリしていることが多いです。
大体のプロジェクトでは毎週顧客定例があり、うまく進んでいなければお客様から詰められます。
(リーダーポジションの場合は、内部からもかなり詰められます。)
僕自身もプロジェクト型の仕事の経験がありますが、残念ながら楽しいと思ったことは1回も無いです。
毎週のプロジェクトの顧客定例でファシリテーションをやっていましたが、正直プレッシャーを感じていて辛いだけでした。
根本的に「楽しい」という感情がなかったので、向いていない仕事の1つだったのかもしれません。
このようにプロジェクト型で進める仕事はプレッシャーが大きいので、メンタルが弱いエンジニアには決しておすすめできません。
大きなプレッシャーと職場のピリピリ具合に耐えられる人であれば、プロジェクト型の仕事をおすすめします。
僕は全く向いていませんでしたし、プロジェクト型の仕事に携わっていた人で休職している人も生で見てきました。
さいごに : 精神的にプレッシャーの大きい仕事は避けろ
メンタルが弱いインフラエンジニアにおすすめする仕事についてご紹介しました。
今回の記事は、僕がIT業界で経験してきた内容を元に書いています。
メンタルが弱いインフラエンジニアに向いている仕事と向いていない仕事のまとめとしては、以下になります。
■向いている仕事
客先常駐の準委任契約の仕事
例)運用監視オペレーター、インフラの運用業務
■向いていない仕事
プロジェクト型の仕事
例)インフラの請負構築
プロジェクト型の仕事は、精神的にかかるプレッシャーが大きいので、メンタルに自信がなければ避けた方が無難です。
挑戦する場合は、それ相応の覚悟が必要です。
この記事の内容が、誰かのためになってくれると嬉しいです。
現場からは、以上です!
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