インフラエンジニアってテレワークできるのかな?
実際にやっている人から話を聞いていみたい!
こんなお悩みを現役インフラエンジニアが解決します。
☑本記事の内容
・インフラエンジニアはテレワークが可能か?
・テレワークで何をやるのか?
・テレワークでできない仕事とは?
☑本記事の信頼性
・SIer勤務(現在、客先常駐)
・現役インフラエンジニア
今年はコロナの影響で、企業でのテレワークが増えているかと思います。
実際、僕の知り合いでも長い間テレワークをしている方が何人かいらっしゃいます。
WEB系エンジニアの方もYouTube等でテレワークをしているとよく聞きますね。
今回は、インフラエンジニアの場合はテレワークが可能なのか?というテーマでお話をしたいと思います。
本記事を読んでいる方は、「インフラエンジニアは物理機器を触るからテレワークができない」と思っている方が多いと思います。
しかし、実際はどうなのか?ということを現役SIerインフラエンジニアが本記事で解説します。
では、前置きはこんな感じにして、本題に行きたいと思います!
インフラエンジニアはテレワーク可能なのか?
結論、可能です!
なぜなら、
- 物理機器を触る仕事が全てではない
- テレワークでも可能な仕事がある
からです。
僕自身、某SIer勤務で客先常駐として働いておりますが、
3~4か月程ずっとテレワークになります。
(一度も出社しておりません。ずっと自宅です。)
あなたは「インフラエンジニアはテレワークが可能である!」と聞いて、
このように思うかもしれません。
インフラエンジニアはテレワークで何をやるんだろう?
こちらの疑問について本記事にて解説していきたいと思います。
インフラエンジニアでも意外とテレワークができちゃいます!
テレワークで何をやるのか?
インフラエンジニアがテレワークでやることは、このような仕事になります。
・ドキュメント作成
・会議&調整
・サーバー作業
・スクリプト作成(マクロ作成)
では、掘り下げていきたいと思います。
注意ポイント
僕自身、サーバー寄りのインフラエンジニアです。そのため、どうしてもサーバー寄りの記事になります。
ネットワークエンジニアに興味のある方にはあまり参考にならないかもしれません。
その辺は、ご了承下さい。
ドキュメント作成
ドキュメント作成は端末さえあれば、自宅でも可能です。
理由は、言うまでもないと思います。(機器を触らないからです。)
※たまに、作業ログ取得のために機器を触る必要がある場合があります。
ドキュメント作成は、実際にこのようなことをやっております。
ドキュメント作成
・詳細設計書(パラメーターシート)
・作業手順書
・運用の概要資料
・問い合わせ集計資料
このように、様々なドキュメントを作成します。
しかし、理由のところでも記載しておりますが、機器の作業ログが欲しい場合は出社する必要がある必要があります。
ドキュメント作成は、作成していると段々と眠くなってきます。
そのため、たまには外出する等の息抜きが必要です。
会議&調整
今の時代、会議や調整もテレワークで可能です。
調整は、
- 作業の日時調整
- 作業内容の確認
などをやっています。
会議や調整は、以下のツールを使用しています。
会議や調整で使用するツール
【会議&チャット】
・Microsoft Teams
・Google Meet
【メール&スケジュール管理】
・OutLook
・Gmail
このようなツールを使用すれば、自宅で会議も調整もできます。
(他にもslack等いろいろありますね~)
そのため、テレワークでもコミュニケーションには困らないです。
ただ、コミュニケーションは「Face to Face」が一番な感じがします(笑)
他愛もない雑談はコミュニケーションツールではできないです。
サーバー作業
実は、サーバー作業もテレワークで実施可能です。
※ただし、現場に寄るところはあります。
テレワークでできるサーバー作業は、このようになります。
テレワークでできるサーバー作業
・仮想化基盤上での作業
例)仮想マシンの作成、仮想マシンの設定変更等
・クラウド基盤上での作業
例)仮想マシンの作成、仮想マシンの設定変更等
・OS作業
例)パッチ適用、アプリケーション更新等
このように、既に存在する物理環境の上で作業をする場合は、テレワークでも対応可能です。
実際に作業をする場合は、「VPN」という仮想専用線に接続します。
その後に、踏み台のサーバーにアクセスして、そこからサーバー作業を実施します。
(ここは現場に寄るかもしれません。)
スクリプト作成(マクロ作成)
スクリプト作成やマクロ作成等の自動化についても、テレワークで可能です。
例えば、
- PowerShellスクリプト
- Excel VBA
などのマクロやスクリプトの作成をテレワークでやっています。
僕が最近やっている自動化についても、ご紹介しておきます。
最近取り組んでいる自動化
〇PowerShellスクリプト(PowerCLI)
・仮想マシンスペックアップの自動化(CPU/メモリ)
・VMクローン自動化
〇Excel VBA
・データ抽出・取得
・csvファイル自動生成
このようなスクリプト等を作成しています。
僕の場合は、検証もテレワークで可能なため、
PowerShellスクリプトも作成することができています。
このように、スクリプトやマクロの作成で自動化に取り組むことは、
テレワークでも可能です。
テレワークでのスクリプト作成は黙々と一人で進める感じになります。
そのため、ハマると面白い反面、詰まると眠くなります(笑)
テレワークでできない仕事とは?
インフラエンジニアがテレワークでできない仕事はこちらになります。
・物理機器での作業
・重要度が高いシステムでの作業
では、早速掘り下げていきたいと思います。
物理機器での作業
物理機器での作業はもちろんテレワークでは不可能です。
なぜなら、物理機器がある現地に行く必要があるからです。
物理機器とは、主にこのような機器になります。
物理機器
・サーバー
・ストレージ
・NWスイッチ
このような機器の設定はもちろん、データセンターへの機器搬入~ケーブリングまで担当するエンジニアは、
全部テレワークにすることは厳しいでしょう。
しかし、物理機器を触るインフラエンジニアの業務では、ドキュメント作成や打ち合わせを実施する機会も多いです。
そのため、物理機器に触ること以外では、テレワークが可能です。
という感じで、物理機器を触る場合は、どうしても出社が必要になります。
このコロナ禍で物理機器を触るためにデータセンターへ行く必要があるインフラエンジニアの方には、頭が下がる想いでいっぱいです。
(データセンターの場所が、大体辺境の地にあったりするため)
重要度が高いシステムでの作業
重要度が高いシステムでの作業は、どうしても出社する必要があります。
例えば、このようなシステムです。
重要度が高いシステム
・重要な顧客情報を扱っているシステム
・セキュリティレベルが高いシステムを扱う作業
僕も実際にセキュリティレベルが高いシステムを扱う作業を実施する機会がありましたが、
出社して対応しておりました。
(そもそも、出社しないとシステムにアクセスすることができない)
このように、セキュリティレベルが高いシステムに対して作業をする際には、
出社が必要になる場合があります。
「資料作成は自宅」「作業は職場」という形になるため、良い意味でメリハリになります。
まとめ : インフラエンジニアではテレワークが可能!ただ、できない場合もある
今回は、インフラエンジニアのテレワークについてご紹介してきました。
実はインフラエンジニアも意外なことにテレワーク可能なんです!
常に物理機器を触っているわけではありません。
仮想マシン構築等の実機作業を自宅で出来で、満員電車がないことは最高です。
しかし、ドキュメント作成やスクリプトの作成をしていると、だんだん眠くなります。
そのため、インフラエンジニアだけの話ではないですが、テレワーク対策は必要です!
一つでも参考になったら幸いです。
現場からは以上です!
TwitterとYouTubeもやっています。
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(監視オペレーター時代の話やインフラエンジニアについて呟いています!)